このサイトには、ふさけたFAQ以外にこのサイトやおいら自身を説明するコンテンツが何もないことに気が付いた。ここでは、このサイトや管理人「あのー( ̄△ ̄;」についていろいろ紹介していこうと思う。
おいらが始めてウェブに触れたのは1996年の夏のこと。雑誌でデジタルパブリッシングの特集があり、そこでワールド・ワイド・ウェブの紹介がされていた。その記事はウェブの仕組み云々というよりは、ウェブ上でコンテンツはどのような形態で発信され、それをHTMLではどのように実現しているか、という内容だったと記憶している。対抗で紹介されていたのがPDF(当時はまだ日本未上陸)だったということも、そのような見せ方になった要因だったのだろう。
当時、おいらが使っていたネットワークサービスはニフティサーブのみ。インターネットに接続するためには、ニフティサーブのゲートウェイサービスを利用する必要があった。PPPの設定が面倒なうえ、モデムが14.4kbpsだったこともあり、まずインターネットを利用しようという気にならなかったのは事実。当時主に使っていたのは電子メールだったし、それもターミナルから「INET:アカウント@メールサーバー名」という形で、大学や他のISPのメールアカウントに流せたので、それで用が足りてしまっていたのだ。
とは言うものの、電子化された文書そのものに興味があったので、ウェブでの情報発信を行えるHTMLは非常に興味深かった。しかも、ハードディスク上にあるデータをウェブブラウザー上に表示できることに気が付いたため、自分もこの技術をマスターしたいという要求が湧いてきたのだ。
実際にウェブページをネットワーク上に公開したのは1997年のこと。ダイヤルQ2を利用した入会不要のISPが登場したこと、米国でGeoCitiesという無料のレンタルウェブスペースのサービスが始まったこと、33.6kbpsのモデムを手に入れたことなどがそのきっかけとなった。当時はtableを使った図形描画(建物の間取り図とか地図とか迷路とか)をテーマにしたコンテンツを作ったりしていた。あの頃SVGがあればきっとハマっていただろうなぁ( ̄△ ̄;
カスケーディング・スタイルシートを知ったのも丁度この頃。きっかけは当時よく講読していた月刊「インターネットアスキー」のウェブ製作の連載記事でこの技術が紹介されていたことによる。そして、手元にあったリファレンス本にプロパティの詳細があったこと、そして当時インターネット接続環境を整えるために「マイクロソフト インターネットスターターキット」というパッケージを購入したのだが、そこに「インターネット エクスプローラー ver3」というCSS対応ブラウザーが入っていた、などの要因が重なったのだ。
CSSはテキストの整形に有用だったため、line-heightやfont-sizeなどのプロパティなどを中心に使い始めた。またスタイルシートを使いこなすにはHTMLを正確に書く技術も必要だと気が付いた。かくしておいらは、カススタイラーとストリクターの道を歩み始めたというわけだ。
1998年の春、おいらの前にある技術が姿を表した。「XML」だ。この得体の知れない技術は、とある本屋の店頭でXMLを宣伝する本で始めて目にすることになる。「自由にタグを定義できる」、この文句においらの頭は混乱した。自由にタグを定義してもそれを処理するものがなければ実用にならない。当時のブラウザーにはその機能が用意されていなかったのだ。
そしてウィンドウズのプラットフォームへインターネットエクスプローラー ver5が投入される。巷ではXMLに対応したブラウザーの登場とXMLコンテンツのコンテストなどが行われたことなどをきっかけに、XMLへの感心が一気に高まった。ただし新しいコンテンツメディアの形態としてのXMLはあれど、それが現在のウェブにどう役に立つのか、どのようにして組み込んでいくのかといった具体的な情報がなかなか提示されず、おいらは「?」と思った記憶がある。まだまだXMLの時代は遠い、それが当時の感想だった。
だがそんなおいらの認識を変える出来事があった。この年の暮れ、おいらは「月刊アスキー」の記事でXMLの特集を目にする。おいらは、その中で紹介されていた「XHTML」の紹介記事に釘付けになった。年が明けるとおいらはこのXHTMLのことをもっと知りたくなり、調べている過程でThe Web KanzakiのXHTMLの書き方と留意点と、ZSPCのWebデザインBBS(1999年の秋に閉鎖)を知ることになる。最新技術情報への糸がかりを得たおいらは、XMLが非常に気になるようになった。
実際にXMLに手を出し始めたのは2001年になってから。それはMac OS Xの登場が大きかった。それまでXML関連の情報と言えば、UNIXでJavaのプロセッサーやサーバー技術を活用したものか、ウィンドウズでMSXMLやActive Server Pagesを活用したものしかなかったため、マックユーザーがとっかかりにするものがなかったのだ。だがMac OS XではUNIXと同じコマンドを利用できるため、UNIX方面を中心に展開されていたXMLの情報を活用できるようになったのだ。
2002年、それまでHTMLの代替としか思われていなかったXHTMLが、いよいよXMLとしての本性を現し始めた。具体的な活用法が提示され始め、ようやく本格的に利用できるのかな、という時期を迎えたというのがおいらの今の感想だ。
このサイトの計画がスタートしたのは2002年の1月。おいら自身がしょうもない奴だったので、そんな「"しょうもない事"や"しょうもない奴"」をテーマにしたサイトにしようか、考えていた。「( ̄△ ̄;」の顔文字は、「しょうもねぇなぁー」と考えている過程で生れたものだ。元々のハンドルが「あのー」だったので、おしりにくっつけると丁度しっくり来たのが採用の理由。「ヘタレ」という文句も何かしっくり来るので好んで使うようになった。
サイトを公開するサーバーや使うコンテンツの構成などを決定したのち、2002年の3月よりスタート。「しょうもない事」の方向性は徐々に「ウェブ」という分野の中での話となり、6月から「グランド ウェブ! ファンキー ヘタレ・ロード」と名前を変え、ウェブの分野のネタを拾っていくかたちに改めた。
初期はEmacs上でHTMLを手書きするスタイルを取っていたが、現在は一度XMLで記述して、それをHTMLに変換する方法に移行中。メインコンテンツの更新だけでなく、それに付随するセマンティックな情報も手間をかけることなく発信したいというのがその理由。
CGIなどを使ったコンテンツの自動生成も考えたが、処理が目に見えなくなる分勉強がおろそかになる可能性を恐れてこの方法は採用せず。ただし、ネタ帳ではこの情報が引きがあるかどうかの反応が欲しいという狙いもあり、t-diaryというシステムを使ってコンテンツの自動生成を行っている。
セマンティックウェブが2003年のキーワード。ウェブの技術が何のためにあるのかを考える場合、情報共有をいかに簡単に有機的に実現するかという観点が必要なように思える。そのためには、今後どうしてもXMLやメタ情報というものに注目していかざるを得ない。
そんな風に先走りすぎるのも何なんだが、XMLやRSS、果てはテーブルレイアウトやフレームといったものに至る各技術やノウハウは、ウェブで何を実現できればいいのかを考えたうえで、必要性を再考される時期に来ているような気がするのだ。
例えばXLinkがドキュメント中へのリンクの直接記述を不要にするように、ナビゲーションのようにページの内容にそれほど関連のないものも、UAの進歩にってメタ情報として扱い、ドキュメントの外へ追い出すこと可能になるかもしれない。従来これらを実現するのにはフレームが最適だったり段組みのレイアウトなどが用いられてきたわけだが、これらを再考する機会がやってきているわけだ。
無論、最新技術に頼った手法は互換性の点では非常に危険が伴う。これらの手法をいかに無難なかたちで現在のUAや技術で実装するか、というのも並行して考えていく必要があるだろう。おいらはフレームというものが世に登場したときにも、どうしたものかと考えたことがある。noframes要素やtagert属性の適切な記述を前提条件として、フレームは世に広まっていった。おそらくこれからの最新技術もそういったかたちで広まっていくのだろう。
メタ情報の活用やセマンティックウェブを意識したうえでコンテンツを作っていくことは、インターネットの利用価値をより高めていくことにつながると思う。すでにワールド・ワイド・ウェブはブラウザーだけのものではなくなっているが、ちょっとした応用の可能性を残しておくことで、これらの新しい潮流への対応が容易になるのだ。その時になって困らないよう、おいら自身いろんな可能性を考え、より互換性の高いウェブの技術とその活躍の舞台がどこになるのか、どうしたら今のウェブで実現できるのか、を取り挙げていきたい。
現在RSSで更新情報を発信している。多くのサイトでこの情報を拾ってもらっているようで、結果おいらの考えが世の人の胸中に入っていくきっかけとなっている。また、さとみかんに代表される更新時間取得サイトの存在が、おいらの最新の考えを世に問う機会を与えてくれている。
もうひとつ。おいらが整えないといけないと思っていることがある。それは、おいらの妄想をおいら一人のもので終らせないため、双方向化を進める必要があるということ。現在「ネタ帳」ページにて、ネタの候補になりそうなものを記述し、ツッコミによって反応を探るという初歩的な双方向化の手法を導入している。これをきちんと発展させ、本コンテンツとツッコミを含むいろんな情報の有機的なリンクを構築していく必要がある。
これをよりおいらの要望に合うかたち実現するには、いろんな勉強が必要になる。頭が少しばかり堅くなってきているし、元々プログラムやネットワークの類が苦手なので道は遠いのだけど。